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罪を憎んで人を憎まずの難しさ

大切な家族を暴走事故で失ってしまった悲しみは海よりも深い。たとえ運転していたのが少年であろうとも残された遺族の憎悪は消えるものではない。少年保護の観点から少年のプライバシーは一切明かされず、遺族の怒りの矛先は向けるところがない。そんな矢先に亡くなった、ご家族の電話番号が警察や学校の関係者から加害者の家族に知らされてしまった。加害者である少年の父親の心境を善意で解釈すれば、一刻も早くお詫びに行きたかったのではなかろうか。警察や学校関係者にしても、トラブルとなって初めて、それが軽率であったことに気がついたのであろう。今の時代は、互いの善意が善意とはならない場合も多く、ついつい臆病となり組織としても消極的にならざるを得なくなっているのが実情である。私自身は、自分のプライバシーは、あまり気にしていないので、自身の携帯番号もオープンである。知らない人からの電話も結構あるが、知らない人からでも電話を受ければ必ず出るようにしている。最近はストーカーなどと変な事案も多いので、女性は特に携帯番号には慎重である。それは、それで正解なのであるが、しかし今回、電話番号を、ご家族に断りもせず、加害者の父親に教えてしまったことが、そんなに大それたことだったのであろうか。携帯番号はともかく加入電話は大体、電話帳に掲載されているはずであり、葬儀の日程なども、○○さんの通夜、告別式は、いつでしょうかと電話で聞けば、葬儀場は教えてくれる。これがプライバシーに引っかかるのなら、電話の問い合わせなども一切出来ないと言う、可笑しなことになる。怒りと悲しみの極致にある、ご家族の気持ちを逆なでにしてしまったことは事実であるが、しかし警察署長が土下座をして謝り、そして、そのテレビ映像を日本全土に放映することは、いかがなものであろうか。映像を見ている限りでは警察署長が自ら死亡事故を起こしたような映像である。テレビ局も視聴率を上げたいのもわかるが、訴訟行動を起こさない役所の腹を見据えての、この映像は国の治安上、感心しない。心が通じ合っていた家族社会の日本が、戦後完全に崩壊し、互いの権利ばかりを主張する様になってしまった、この日本。弁護士の数も増え、携帯電話一つの、軒弁ならぬ、携弁が増えたために、些細なことでも双方に弁護士が出てくると言う、訴訟蔓延社会になってしまったのである。何せ、善意が悪意となってしまうから、人々は皆、見て見ぬふりをする様になる。警察は、うるさくなれば公務執行妨害で逮捕することはあっても、誹謗中傷位では反論はしない。マスコミも日本全体のことを考える余裕のある社はないので、文句の言わない役所絡みの映像は喜んで流す。自己に甘く、他人には厳しい、エゴイストの集団に日本はなりつつある。昔から、刑事が使った言葉は、罪を憎んで人を憎まず、であるが、それが、よくわかる人を探すのは、現代では至難の業である。

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コメント

轢き殺しても軽い罰則に保護、とうの昔にヤリ得天国でしょう。

投稿: | 2012年5月18日 (金) 17時32分

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