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鎮魂 さらば愛しの山口組ですか

宝島社から後藤忠政さんの「憚りながら」に続き、盛力健児さんの「鎮魂」ですか。山口組若頭暗殺事件も読んでいましたので、山口組の一連の事件、抗争、内紛が、よくわかりました。ヤクザは、どんなに出世してみたところで、家族に看取られて畳の上で死ぬのは、中々難しいものです。何しろ、殺したり、殺されたり、裏切ったり、裏切られたり、騙したり、騙されたりの、毎日が、命がけの連続なのですから、これが身体にいいわけがありません。そんな世界に好きで入ったとは言え、大変だったはずである。今は足を洗い、堅気となり仏門に入られたとの事。良い選択だったと思います。侠客とは、弱きを助け強きをくじくもの、この任侠精神が基本なのですが、どうも現実は、高倉健さんが、いくら唐獅子牡丹で頑張っても、一般国民がヤクザを受け入れない様では、どうにもなりません。戦前のヤクザは、迷惑が及ばない様に、日向は堅気の皆様に譲り、常に日陰を歩いたものなのです。高齢者を騙す、振り込め詐欺など、あろうはずがありません。戦後ヤクザの失敗は、ヤクザが金を持ち、ベンツを乗り回す様になってしまったところにあるのです。庶民とかけはなれた生活、そして価値観では、庶民がヤクザに眉をひそめるのも当然なのです。だから、暴対法や暴排条例となるのです。この本で興味深かったのは、古いヤクザがいなくなってしまったと言う筆者の思いです。それは、いわゆる「身捨仁取」の任侠道なのでしょうか。以前、三島由紀夫氏が、今の日本で武士道が残っているのは、任侠団体だけだと語られたことがあったが、盛力さんに言わせると、古いヤクザがいないとは、日本のヤクザ社会も三島氏の言われる武士道は、ありませんとのことであろうか。しかし、ヤクザ渡世は、映画やお芝居では拍手喝采も、あるかも知れないが、現実には、歓迎されるものではありません。男気とは大切なものですが、その男気は、やはり人々や社会のためになることに発揮してもらいたいものである。これからの、方丈様の、更に迫力ある人生に期待をしております。

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